専門知識必須のテストに一歩先ゆく提案。高スキル人材と充実したテスト環境構築が信頼の理由。

株式会社ズーム

音楽用電子機器の開発及び販売

業種 卸売・小売

利用サービス AGEST式探索的テストソフトウェアテスト

CTO 河野達哉様
エンジニアリングディヴィジョン プロダクトデベロップメントデパートメント1ヴァイスプレジデント 川村快磨様
エンジニアリングディヴィジョン プロダクトデベロップメントデパートメント1 プロジェクトグループ2 マネジャー 佐瀬貴昭様

株式会社ズーム

  • 専門性の高い製品へのテスト体制をより強固にするため、音楽業種への専門知識と高難易度のテストに柔軟に対応可能な相談先を探していた
  • さまざまな専門性を持つ8,000人以上のテスト人材プールから、事業の特性に合わせた人員体制を構築
  • 状況に応じて増減する専門性の高いテストリソースの調整課題にも柔軟に対応、テストエンジニアの層の厚さや充実したテスト環境で安心して任せる事ができる

あらゆる分野のクリエイターから支持されている音楽用電子機器メーカー・ZOOM様。多種多様なレコーダーをはじめ、さまざまな製品を手掛けています。 10年ほど前より当社のサービスをご利用いただいており、これまで「品質保証サービス」「ソフトウェアテスト」「AGEST式探索的テスト」といったソリューションをZOOM様の発展に伴走しながら提供してきました。事業の拡大に伴う製品テストの環境を更に充実させるべく継続的な取り組みを進めている中、今回はCTO 河野達哉様、エンジニアリングディヴィジョン ヴァイスプレジデント 川村快磨様、エンジニアリングディヴィジョンマネジャー 佐瀬貴昭様に、ご依頼いただいた経緯やサービスの品質などについてお聞きしました。

アマチュアからプロフェッショナルまで、多岐にわたる音楽電子機器を開発

はじめに、貴社の事業内容について教えてください。

河野様:当社はレコーディング機器やデジタルミキサーなどの音楽用電子機器の、設計・開発・製造までを一貫して行っています。当社の設立は1983年。当時、来たる「デジタル信号処理の時代」に合わせた製品を作ろうと、シンセサイザーや鍵盤楽器を開発していたエンジニアが集まって会社を立ち上げました。1990年には、初の自社製品であるマルチエフェクターを発売。以降、製品を増やし、現在は一般ユーザーの音楽制作から映画・テレビ番組制作などのプロフェッショナルな現場でもご利用いただき、世界中のクリエイターから支持していただいています。

川村様:主力製品のハンディレコーダーはミュージシャンや映像クリエイターの間で広く浸透し、利用している姿をSNSでもよく見かけます。鮮明に録音できる点が評価され、一気に売り上げが伸びました。

貴社製品のこだわりや他社との違いを教えてください。

河野様:こだわりは2つありまして、1つ目は開発時に必ず「世界初」と言える要素を取り入れること。
2つ目は適正価格の維持です。既存の製品に新たな性能を加えながら、コスト意識も徹底して価格を抑えるのが当社の開発スタイル。これは他社にはない強みだと自負しています。

事業の特性に合わせたテストエンジニアを素早く提案、豊富なテスト実機や環境の構築など柔軟な姿勢が依頼の決め手に

当社のサービスをご利用いただくようになったのは10年ほど前。ご利用いただく前はどのような状況でしたか?

河野様:当時から他社にテストを依頼していました。事業を拡大する上でテスト体制をより強固にする必要があったため、当社の要望に応じて柔軟に体制を構築してくれる会社を探していました。そんな中出会ったのがAGEST(旧デジタルハーツ)さんです。

当社へ依頼しようと思った決め手はどういったところでしたか?

河野様:一番は営業の積極性でした。当社の要望を叶えようと熱心に提案してくれる姿勢が好印象でしたね。
心が動いた提案だったのが、テストエンジニアの選定です。当社製品は専門性が高いので、ある程度音楽の知見がないと対応が難しいのですが、多数いるテストエンジニアの中から実際に音楽活動をされている方をご提案いただきました。テストエンジニアのプロフィールを把握されていて、すぐにご提案いただけたのは大きな決め手になりましたね。

– ありがとうございます。テストエンジニアの層の厚さは、当社の強みの一つです。様々な特性を持った人材が在籍しているだけでなく、プロフィール情報をデータベース化しているので、お客様のニーズに合ったテストエンジニアを的確にご提案することが可能です。他に決め手になったポイントはありますか?

河野様:充実したテスト環境も決め手になりました。スマートフォン接続用マイクなどをテストする際には、一定数の市場シェアをカバーする多種のテスト用スマートフォンが欠かせません。AGESTさんはそういったところも万全でしたので、安心してお任せできると思いました。

川村様:スピーカーなどを設置した当社専用の検査室をすぐに用意してくれたときには、対応の早さに驚きました。担当者の方からも「実際に機器が使われる環境で検査ができるように確保した」という言葉があり、テストの品質にも期待感が高まりましたね。

最適な人員配置で複雑なテストも問題なく対応

現在の体制について教えてください。

佐瀬様:当社専属チームを組んでいただき、レコーダーやマルチエフェクターのテストをお願いしています。依頼するタイミングは製品のリリース前で、プロトタイプが工場から来た段階でテストするという流れです。機能が全て搭載されてからテストが始まり、期間はリリース前の約2ヶ月間です。

テストを実施する上で、外せない条件はありますか?

佐瀬様:楽器を演奏できる方に担当していただくことです。テストは仕様通りに動くかどうかの動作確認と、ユーザーの利用シーンを想定したものの2つあります。

前者は仕様書を理解できれば問題なくできます。しかし後者は実際に演奏や録音を行い、特定の状況下でのみ発生する不具合を見つけるというものです。演奏ができないと、自分が意図していない事象が起きているかどうか、気付くことができません。

川村様:曲が完成するまでには相当数のプロセスを踏みます。そのため、どういった操作で不具合が起こるのか発見できることが重要です。これは楽器に精通していないとわからないですし、仮に当社が全プロセスをテストの依頼資料に書き出しても読みきれない量になってしまう。

仕様書の行間を読み取って、テスト項目を予測できるのかどうかが肝になります。担当していただいているテストエンジニアの方はそれに難なく対応していただけるので、安心してお任せできますね。

日々の当社の対応はいかがでしょうか?

佐瀬様:チャットツールを通じたリアルタイムのやりとりに加えて、定期的に営業担当さんが直接ご報告に来てくださるので助かります。何かあれば不具合管理ツールでご報告していただいていますが、それは数値として検出できた不具合のみ。数値化できない不具合を理由と共に教えてくださるので、こちらも漏れなく把握できてありがたいです。テストエンジニアの方が同席されるときもあって、意見交換や急な要望を直接できるのは良いですね。

状況に応じ増減するテストリソースの調整、外国語ネイティブによるテストレポートの翻訳などフレキシブルな対応で業務がスムーズに進行

当社を評価しているポイントがありましたら教えてください。

川村様:フレキシブルに対応していただけるので非常にやりやすいです。

状況に応じてテストエンジニアを増やす必要があったり、急遽休日にテストを実施しないといけなかったりする場合でも、すぐに調整してくれます。人員配置も適材適所で、当社の特性を熟知して音楽に精通している方をリーダーにしてくださっているので心強いです。

チームの増員をお願いした時も、ただ人数を揃えるのではなく、音楽に知見がある方を選んでいただけるので安心感があります。テスト人材が8,000人以上いらっしゃるからこそ、できることだと思います。

それ以外にも、些細な点も逃さず対応してくれているのはありがたいですね。

当初、とても丁寧な文面でテスト結果のレポートをいただいていたのですが、気遣いは省いて簡潔なすぐ理解できる内容にしてほしいとお願いしました。海外の協力者がいる場合はレポート内容を翻訳するので、丁寧すぎると逆に翻訳した際に意味がわかりづらくなってしまうからです。そういう小さなことでも当社に合わせてくださるのはすごく大きいですね。また、外国語のネイティブの方がいるので、製品マニュアルの翻訳をお願いできるのも助かります。

佐瀬様:テストエンジニアの入れ替わりも少ないですし、ずっと担当してほしいと伝えれば融通を利かせてくれるのもAGESTさんの良さ。日頃のレスポンスも早く、チャットで要望を出すと素早く対応していただけます。チャットツールも当社が使用しているものを使っていただいているので、準備の手間が省けるのもメリットだと思います。全体的に柔軟に対応してくださるので、業務がスムーズに進みます。

テスト専門会社が持つ豊富な知見を活かし製造の上流工程からのテスト体制作りを

貴社の中期経営計画に「製品の市場不良率の改善に継続的に取り組む」とありましたが、今後更に当社が貢献できる部分はありますか?

河野様:ご協力していただけるとすれば、ハードウェアの特性から起こりうるソフトウェア側の不具合リスクを事前にご教示いただくことかなと。そういう形でご意見いただけると当社としてもうれしいですし、ご依頼する範囲もさらに広がると思っています。

さらに欲を言えば、ユーザーの属性ごとに起こりうる不具合をご指摘いただきたいですね。例えば、毎日欠かさずギターを弾くバンドマンなら、こういう扱いをするから内部にもこんなことが起こりうる、とか。小さなところから不具合の可能性を見つけていただけるとありがたいです。

先日も、AGESTさんから製造の上流工程から参画できる体制を作りたいと提案いただいたので、当社としても是非お願いしたいですね。

専門性の高い製品やサービスを提供する企業の中には、以前の貴社のように相談先に悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。そういった企業に向けて、最後にメッセージをいただけますでしょうか。

河野様:外注する際には、相手の柔軟性を見るのが鍵だと思います。いかに自社の状況や特性を汲み取ってくれるのかを重視するのが良いかと。AGESTさんはまさにそうでした。サービスをいい意味で平均化せず、企業に合わせて提案してくださるのが魅力だと思いますね。これまでの実績からたくさんのノウハウをお持ちなので、自社の課題を伝えれば最適なプランを提案してくれると思います。

AGESTさんには8,000人以上のテスト人材がいらっしゃるそうなので、さまざまな専門性を持つ方が在籍されていらっしゃるでしょう。自社に合う方をマッチングしていただけるのもAGESTさんの強みだと思います。まずは悩みや困り事をありのままにAGESTさんに相談してみることをおすすめします。

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