テスト自動化率95%を実現し、コストも3分の1に!ライフイズテックが「TestArchitect」で確立した、攻めの品質管理体制

ライフイズテック株式会社

教育・学習支援業

業種 医療・福祉・教育

従業員数500名未満

利用サービス TestArchitect

コーポレート部 サービス基盤グループ マネジャー 浅倉 正芳様
コーポレート部 サービス基盤グループ 大瀧 洋輔様

ライフイズテック株式会社

  • サービスの急成長により、リグレッションテストの工数増大と既存ツールのコスト・安定性が課題に
  • 「TestArchitect」導入で自動化率95%へ向上。コストを約1/3に圧縮し、テストの安定実行を実現
  • 1,000問以上のテスト検証やユーザーの実操作に近いテストが可能になり、高いレベルでの品質管理体制を構築

中高生向けのプログラミング教育を核に、全国の学校で約135万人が利用するオンライン教材や大手企業向けのDX研修など、IT教育の枠を超えて多角的に事業を展開するライフイズテック株式会社。

同社では、サービスの成長に伴いリグレッションテストの工数増大と、既存のテスト自動化ツールのコスト・安定性が課題となっていました。このような課題を解決するため、2024年にAGESTが提供するテスト自動化ツール「TestArchitect」を導入。

今回はコーポレート部 サービス基盤グループ マネジャー の浅倉様、大瀧様に、「TestArchitect」導入の経緯や導入後の成果についてお伺いしました。

中高生1人ひとりの可能性を最大化する「5つの教育事業」

はじめに、貴社の事業概要について教えてください。

浅倉様:当社は、2010年に創業した教育系のスタートアップ企業です。「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」をミッションに掲げ、中高生向けのIT・プログラミング教育事業を展開しています。

当社は大きく分けて、5つの事業を展開しています。

1つ目は主力事業の「Life is Tech ! Lesson」で、全国600以上の自治体、4,000校以上の中学・高校で使われるオンライン教材です。約135万人が利用しており、プログラミング学習と教員向けサポートツールを提供しています。2つ目は学習塾向け教材で、2025年開始の共通テスト「情報I」対策を個別最適化システムで提供し、全国約4,000教室で導入されています。

3つ目は創業時からの「Life is Tech ! Camp」で、春・夏・冬休みに全国の大学キャンパスなどで数百名規模のプログラミングキャンプを開催しています。4つ目は関東・東海・関西・オンラインで展開するプログラミングスクールの「Life is Tech ! School」です。そして、5つ目は約4年前に始めた社会人向けDX研修事業です。大手メーカーなどにノーコードツールなどを使ったDX研修を提供しています。

導入の決め手は「機能面の高さと圧倒的なコストパフォーマンス」

「TestArchitect」導入前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

大瀧様:私が入社する前から開発チームで別のテスト自動化ツールを使用していたのですが、大きく3つの課題に直面していました。

1つ目は「テストが安定して動かない」点です。ローカル環境で実行する分には成功するのですが、ヘッドレスモードで実行を行うとテストが失敗することが少なくありませんでした。そのため、効率的に自動テストを回すことができない状況となっていました。

2つ目の問題としては「実行時間の乖離」が挙げられます。ローカル実行とヘッドレスモードでの実行では完了するまでの時間に大きな差があり、効率的なテスト運用が難しい状況でした。

そして、3つ目が「ドル建ての料金体系」です。以前に使用していたツールはドル建ての料金体系だったため、費用が変動するため予算が立てにくいという課題感がありました。さらに、為替の影響をダイレクトに受けてしまうことも大きな懸念点の一つでしたね。

以前のツールでは機能面での制約もあったとお伺いしたのですが、どのようなお困りごとがあったのでしょうか?

大瀧様:当社の主力プロダクトである「Life is Tech ! Lesson」には、生徒がブラウザ上でコードを書く「プログラミング入力画面」があるのですが、以前のツールではこの画面の操作を認識できず、自動テストを作成しても先に進めないケースがあったのです。

テストをしたいと思っていた肝心な部分をテストできないという状況だったため、ツール選定を見直す決定的な要因になりましたね。

そこからどのように「TestArchitect」の選定に至ったのですか?

大瀧様:以前からAGESTのセミナーに参加しており、約2年前に「TestArchitect」の存在を知りました。実は選定の際、当時のチームリーダーからは別のツールも提案されていましたが、そのツールと比べても「TestArchitect」はコストパフォーマンスが圧倒的に良いと感じていました。

また、コストだけでなく、機能面の高さにも大きな可能性を感じたため、「TestArchitect」の導入を決めました。

浅倉様:「Life is Tech ! Lesson」のサービス規模が拡大し、リグレッションテストの項目が増え続けるなかで、全てを手動で行うには限界が来ていました。少ない人数で複数のプロダクトを運用していくためには、自動化は必須と言える状況だったのです。

そのなかで、機能要件を満たしつつコストパフォーマンスも良かった「TestArchitect」は、非常に合理的な選択だと感じましたね。

「TestArchitect」の高い検証機能により、自動化率95%を達成

実際に導入してみて、コスト面での変化はありましたか?

浅倉様:正直なところ「こんなに安くていいのか」と思うほどでした。これまでに検討してきた他社ツールと比較しても、費用は3分の1程度に抑えられています。さらに、ドル建ての料金体系ではないので、社内の予算も立てやすくなりました。

また、エンタープライズ版への切り替え時も、費用対効果が明確だったので社内の承認は非常にスムーズでした。「これだけコストが削減できて、品質が上がるなら問題ない」と社内での承認もすぐに通ったことを覚えています。

「TestArchitect」の導入後、どのような成果が得られましたか?

大瀧様:最も基本的なことですが、「自動テストが確実に成立・完走できるようになった」ことが一番の成果です。

以前使用していた自動化ツールでは、いくつか大きな課題がありました。特に、動的に変化する教材画面への対応が非常に困難で、画面レイアウトが少しでも変わるとテストが失敗してしまうことが多々ありました。また、画面が表示されるかの確認はできても、テキストの内容まではチェックできない仕様だったのです。

「TestArchitect」では、こうした課題が解消されました。画面レイアウトが変化しても安定してテストが実行できますし、文字列の検証はもちろん、画像チェック機能も非常に強力です。マークシートの画面をチェックする際にも、「完全一致」だけでなく「部分一致」での画像検索ができます。

このような柔軟な検証機能があるからこそ、複雑な画面構成であっても安定したテスト運用が実現できるようになったと感じています。

定量的な効果についても教えてください

大瀧様:「TestArchitect」を導入して間もないタイミングで、リグレッションテスト項目数の約45%を自動化することに成功し、手動で3〜4時間かかっていた作業を1時間程度にまで短縮できました。その後、期間制限のないエンタープライズ版へアップグレードし、現在は自動化率が約95%まで向上しています。

現在は手動テストよりも自動テストを行っている時間の方が長くなっており、自動テストの所要時間が2時間なのに対して、手動で行うテストは30分ほどしか工数がかからなくなりました。

具体的にどのようなテストを自動化されているのですか?

大瀧様:例えば、「AIドリル」という教材には1,000問以上の問題があります。これらを人間が全て解いて確認するのは現実的ではありません。

「TestArchitect」であれば、1,000問以上の解答テストを正確に、かつミスなく実行してくれます。人間がやるべき探索的テストと、機械に任せるリグレッションテストの役割分担が明確になり、品質保証のレベルが一段階上がりましたね。

ユーザーの実操作に近い自動テストの実現に成功

「TestArchitect」の導入時に苦労された点はありましたか?

大瀧様:導入のハードルとして、ハイスペックなWindows環境を用意する必要があった点は少し大変でした。また、インターフェースビューアー(画面解析ツール)の反応についても、当初はCPUの性能不足により重さを感じました。こちらもスペックを増強することで解決できたのですが、環境構築のハードルの高さはあるかもしれません。

ただ、最初のハードルさえ越えてしまえば、あとはストレスなく快適に利用できるので、そこまで大きな苦労には感じませんでしたね。

シナリオ作成の難易度はいかがでしたか?

大瀧様:多くのモダンなツールのように「操作を録画して再生する」タイプではないため、最初はシナリオ作成における難しさを感じる人もいるかもしれません。しかし、一度慣れてしまえばコードを書くようにサクサク作成できますし、非常にメンテナンスもしやすいと思います。

「TestArchitect」だからこそ実現できたことはありますか?

大瀧様:たくさんあるのですが、特に嬉しかったのはユーザーの実操作に近いテストを実現できたことです。例えば、タブの切り替え操作や、Inputフォーム以外へのキーボード操作なども実現できるため、リグレッションテストとしての信頼性が非常に高いです。

また、当社の「共通テスト模試」のようなマークシート形式の回答画面でも威力を発揮しています。見た目は同じマークシートの選択肢でも、XPathの要素番号を識別して処理させることでテストの採点を正確に自動化できています。

今後は開発チームとも連携し、新たな自動テストの仕組みを構築したい

今後の展望について教えてください。

浅倉様:今後は、QAチームだけでなく開発チームとの連携を深めていきたいと考えています。現在はQAチーム主体でテストを回していますが、将来的には開発の段階から自動的に「TestArchitect」のシナリオが回り、簡易的なチェックが完了するような仕組みを作りたいと考えています。

大瀧様:「TestArchitect」のようにコストを大幅に抑えつつ、これほど高機能で安定した自動化ができるツールは他にないと思います。すでに自動化率90%を超えていますが、今後もこのツールを活用して、当社がミッションとして掲げる「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」ためのプロダクト品質を、しっかりと守り続けていきたいです。

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