株式会社ディー・エヌ・エー
品質本部 品質管理部 QC第二グループ グループマネージャー 前川 健二様
品質本部 品質管理部 QC第二グループ リーダー 柏倉 直樹様
事業内容
ゲーム・エンターテインメント・スポーツ・ライブストリーミング・ヘルスケア・オートモーティブ・Eコマース
業種
IT/情報通信
従業員規模
1,000~4,999名
導入サービス
ソフトウェアテスト、テスト自動化
写真左から 柏倉様、前川様

多岐にわたるサービスへの「ソフトウェアテスト」と「テスト自動化」支援、機能開発等へのリソース集中により、開発スピードが向上

ゲームをはじめとしたエンターテインメント事業と、様々な社会課題の解決を目指す事業を展開するDeNA様。当社でも多岐にわたるサービスで、ソフトウェアテストやテスト自動化などのご支援をさせていただいています。 今回は品質本部 品質管理部 QC第二グループ グループマネージャーの前川健二様と、リーダーの柏倉直樹様にインタビューし、当社にご依頼いただくことになった経緯や評価いただいているポイントについてお聞きしました。
  • ユーザー目線に立った改善提案と、海外展開における多環境へのソフトウェアテスト支援から感じる付加価値の高さ
  • 各種の自動化ツールに対応した専門チームによる円滑なコミュニケーションとスクリプト作成支援
  • 様々な要望に合わせてテスト領域の手助けや伴走をしてくれるので、開発にリソースを集中することができ、開発スピードの向上につながっている

依頼の決め手はこれまでの実績にもとづく信頼と豊富な提案内容

最初にお二人が所属されている、QC第二グループの業務領域について教えてください。

前川様:当社のQA(品質保証)は大きくゲームと非ゲーム(社会課題関連などゲーム以外のサービス領域)に部署が分かれており、私たちが担当するのは、非ゲーム領域になります。特に柏倉はゲーム以外のエンターテインメント関連のサービスに関わってきました。

当社にご依頼いただくようになったきっかけは何でしょうか?

前川様:元はゲーム領域で長くお付き合いがあり、主にデバッグの依頼や人材の提供でお世話になっていました。

非ゲーム領域でいうと、以前はあまりソフトウェアテストを外部の企業に依頼せず、社内で対応することが多い状況でした。ただ社内のリソースのみで運用していると、どうしても人材不足が出てしまう瞬間があります。そこで非ゲーム領域でも、迅速に開発を進めるために必要に応じてなるべく外部の企業にテストを依頼しよう、という機運が高まってきました。

AGESTに依頼することになった決め手は、まずは先程お話したとおり、ゲーム領域での実績にもとづく信頼関係があったことです。また、あるサービスでテストを相談したところ、豊富な提案内容で私たちの要望も柔軟に汲んでくれたので、段々とテストの依頼をさせていただくサービスが増えていき、現在に至っています。

オートモーティブサービスではテストの上流から支援

当社がテストを担当させていただいているサービスはいくつかありますが、その中の一つがオートモーティブ関連です。オートモーティブ関連では、具体的にどのようなサービスを展開されているのでしょうか?

前川様:現在の主要サービスの一つが、車をシェアしたいオーナーと車を利用したいドライバーを繋ぐ、カーシェアプラットフォームです。そのほかにも、タクシーを指定した場所に呼び出せるタクシー配車アプリなども展開しています。

当社の提供したソリューションについて、特に良かったところはどこでしょうか?

前川様:カーシェアサービスでは、機能をアップグレードするチームとユーザー目線で改善をしていくチームに分かれています。どちらのチームでもテストに協力してもらったのですが、改善チームのほうではAGESTからご提案いただき、テスト計画の立案から巻き取ってもらいました。テスト実施よりもさらに上流から参加してもらうことで、開発とテストを並走しながら進められたので、心強かったですね。

またタクシー配車アプリでは、ユーザーがタクシーを呼んで乗車するまでの一連の流れを、屋外でのフィールド試験で実施しました。試験はいくつかのエリアで実施していたのですが、そういった際も全国に複数の拠点があるAGESTに対応してもらえたので、各エリアごとの企業にそれぞれ依頼する、といった手間もなく、とても助かりました。

ユーザー目線での改善提案と海外展開へのワンストップサポート

オートモーティブ関連サービス以外にも、ライブ配信アプリのテストを担当させていただきました。現状のサービス動向について教えてください。

柏倉様:アプリを使うユーザーは、ライブ配信を行う「ライバー」とその配信を楽しむ「リスナー」に分かれており、一般の方からモデルや歌手など、様々なライバーが日々配信を行っています。

リスナーは気になるライバーを見つけて、コメントなどで交流できるほか、同じライバーを応援するリスナー同士でコミュニティをつくって交流することもできます。ライバーとリスナー、リスナーとリスナーが相互にコミュニケーションが取れるのが特徴です。

先ほどと同じく、当社のソフトウェアテストについて「ここが良かった」という点を教えてください。

柏倉様:実際に自分たちでアプリを触っていただき、ユーザー目線での細かなアドバイスをいただける点です。配信が終わった後にライバーに表示される配信の結果画面や、コミュニティ内のチャットなど、ユーザーがリアルに感じるであろう改善提案を多数いただいています。

こういったアドバイスを見るたびに、「さすがAGESTだな」と感心させられますね。

ライブ配信アプリは海外の一部地域でも展開されており、当社もテスト領域で支援させていただきました。

柏倉様:海外展開する場合は、実際に海外でテストを実施しなければなりません。例えば現地の通信速度や、日本での視聴体験と海外での視聴体験の違いなど、通信環境の問題もテストが必要な項目の一つです。

AGESTが現地に拠点を持っていたので、現地の企業と直接交渉せず窓口はAGESTのままテストを進められ、とても頼りになりました。またすでに日本で十分にサービスの知見を持ったAGESTに海外でもテストいただけたので、品質の均一化という点でもメリットは大きかったです。こういった点でも、私たちの要望に対応してもらえる柔軟性の高さを実感します。

テスト自動化での支援も開始

ソフトウェアテストのほかに、テスト自動化の支援もさせていただいております。現在の状況について教えてください。

柏倉様:オークションとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のサービスのテスト自動化を支援してもらっており、当社側で作成したテストシナリオに沿って、自動化のスプリクトを作成していただいています。テスト自動化については、元々社内でAutify(オーティファイ)というツールを使って実施していました。テスト自動化を外部の企業に依頼することを検討した際、これまでの関係値からAGESTが依頼先の候補に上がったのは言うまでもありませんが、AGEST社内にAutifyの専門チームを持っていたことも大きな決め手です。期待していたとおり、ナレッジ豊富なメンバーが多かったので、現在も円滑にコミュニケーションを進めることができています。

改めてこれまでの当社の提供内容を振り返ってみて、評価いただいているのはどのようなポイントでしょうか?

前川様:タクシー配信アプリのリリース後にも実際にタクシーに乗車し所感報告を行ってもらったり、タクシー乗務員に配布するタブレットの内容が安全基準に沿っているかの検証など、通常のテスト以外の様々な部分でも柔軟に対応いただけている点。私自身、「AGESTならこの要望にも応えてくれるだろう」というポジティブなイメージを抱いています。また、当社の要望に合わせてテスト領域をお任せできるので、今まで以上に機能開発などにリソースを集中することができ、開発スピードの向上にもつながっています。

また前述のとおり、ユーザー目線での提案には本当に助かっています。通常、テストというと決められた項目に沿ってOKかNGを確認していく、というものが多い中、AGESTの場合は、それにプラスしてユーザーの要望や利便性を汲み取った改善提案をくれるので、付加価値の高さを感じています。

柏倉様:ライブ配信アプリでは、よりスピーディーに、より効率的な開発体制にしていくことを計画しています。開発の体制変更にQAも並走していく必要があるので、AGESTには今後も大いに期待しています。