AGEST、第40年度(2024年度)ソフトウェア品質管理研究会にて、当社社員が最優秀賞を受賞
先端品質テクノロジーを活用してソフトウェアの品質・安全性向上を支援する株式会社AGEST(本社: 東京都文京区、代表取締役 社長 執行役員 CEO: 二宮 康真、以下、「AGEST」)は、一般財団日本科学技術連盟が主催する「ソフトウェア品質管理研究会」の第40年度(2024年度)成果発表会において、当社社員が発表した提案論文が最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。

今回の受賞は、長年にわたり培ってきたソフトウェア品質保証に関する高度な専門知識と、生成AIなどの最新のテクノロジー動向を踏まえた革新的な提案が高く評価されたものです。
AGESTは今回の受賞を励みに、今後もより一層お客様のソフトウェアの品質・安全性向上に貢献できるよう、先端品質テクノロジーの研究開発と活用を推進してまいります。
論文概要
【論文テーマ】
「繰り返しのテストを要する生成 AI テストの効率化- 類似度算出と同義文判定による検証コスト削減の検討 -」
【研究概要】
近年、システム開発ではチャットボットなどで生成AI(Generative AI)による文章生成機能が利用されている。生成AIによって自動生成される回答について、その膨大なテキストデータ量と多義性、確率性によって従来のソフトウェアテストによる品質評価が容易ではない。この課題に対して我々は,類似度をテストでの品質評価に用いることを検討した。本研究では、その評価として埋め込み表現のコサイン類似度での評価と生成AIによる類似度評価について数値化し、実験と結果考察を行った。実験の結果、生成AIによる類似度評価は,長文化によるスコア増加の課題などはあるものの人間の直感的理解をサポートしつつ、実務にて利用できる一定の可能性があることが示された。
発表者プロフィール

金丸 優介
株式会社AGEST QA事業本部 東エリアマネージメント部 北海道グループ
JSTQB Advanced Levelテストマネージャー
IVEC LV5(現制度:アーキテクトクラス)
第三者検証の立場からWebアプリ・組み込み系のシステムテスト・QA業務などに従事。
2024年にAGESTへ入社し、JSTQB認定資格を活かした体系的なテスト設計の実施に加え、現場に即したテストプロセスの見直し及び改善提案を推進。社内活動では、Test Solution for AI委員会にて、AIプロダクトのテスト手法をテーマに研究活動を行う。社外活動では、2021年より実行委員長として、JaSST(Japan Symposium onSoftware Testing)北海道を運営。
<受賞者 金丸 優介のコメント>
本研究では、生成AIに対する反復的なテスト作業の効率化を目指し、類似度算出と同義文判定による検証コストの削減について検討してまいりました。
今回の受賞を励みに、今後もより実務への貢献に繋がる研究成果を目指して、より一層尽力してまいります。
ご指導いただきました皆様、並びに共に研究に取り組んだチームメンバーに、深く感謝申し上げます。
AGESTは、今後も品質保証のリーディングカンパニーとして、先進的な技術開発に積極的に取り組み、ソフトウェアの品質向上を通して社会に貢献してまいります。
以上
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【AGESTについて】
AGESTは、「テクノロジーですべてのDXに豊かな価値と体験を」をビジョンに掲げ、先端テクノロジーの研究や最新技術に対応したQAテックリード人材の育成を推進し、次世代QAソリューションの提供を通じて、高度デジタル社会の発展に貢献しています。
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