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デジタルハーツ、明蓬館高等学校とセキュリティ人材育成に関する産学連携を開始 ~発達に特性がある生徒の潜在的な能力の発掘・向上を支援~

株式会社デジタルハーツ (以下、「デジタルハーツ」)は、明蓬館高等学校と産学連携し、同校で2021年4月に開設予定のプログラミング学習専科へ、「エシカルハッカー養成講座」を提供することとなりましたのでお知らせいたします。

近年、「シリコンバレー症候群」という言葉に表現されるように、発達障がい者の考え方とプログラミング的思考の類似性が世界的に注目されており、エンジニアをはじめ、様々な分野における発達障がい者の活躍が期待されています。その一方、日本国内における発達障がい者の就職率は、61.1%と他の障がい者と比較し15%以上も低く(※)、発達障がい者の興味を持ったことに対する並外れた探求心や追求心といった強みを活かすことができる場が少ないことが課題となっております。
明蓬館高等学校は、発達障がいを持つ生徒を積極的に受け入れる広域制通信制高校として開校し、ビデオチャットシステムを活用したネット授業や、学習センターでの少人数制授業、担当の先生のいない自学自習等、生徒の希望に合わせた学習コースや、自分の趣味ややりたいことに合わせて科目設定できる学習カリキュラムを用意することで、多くの生徒を支援しております。また、2021年4月には、発達障がいを持つ生徒専門のプログラミング学習専科「CONEC(こねっく)」の開設を予定するなど、発達障がいを持つ生徒が社会で活躍できる専門知識を得るための様々な取り組みを進めています。
一方、デジタルハーツでは、ソフトウェアの不具合を検出するデバッグ・システムテストサービスやセキュリティサービスを提供しており、これらのサービスを提供する人材として約8,000名の登録テスターを擁しています。これらのテスターは、コアゲーマーや役者等の夢を追いかけている人から引きこもり経験がある方や障がいを有する方など、多種多様な人材であり、デジタルハーツではこれまで、「DHサイバーブートキャンプ」をはじめとした独自の教育プログラムを通じ、テスターをテストエンジニアやセキュリティ人材といった専門人材へ育成することで、深刻化するIT人材不足の解消に努めて参りました。
このような状況のもと、デジタルハーツと明蓬館高等学校は、経済産業省の2020年度「未来の教室」実証事業において、明蓬館高等学校の生徒を対象にデジタルハーツ独自の「エシカルハッカーの発掘・育成プログラム」を実施することで、発達に特性がある高校生に対し、進路選択の幅を広げるきっかけを創出するとともに、実際の業務に触れることで、生徒自身に業務適正を判断してもらうなど、発達に特性がある生徒が社会で活躍するための支援を行って参りました。本取り組みにより、一定の成果が確認されたことから、デジタルハーツと明蓬館高等学校は、継続的に本取り組みを行うことを目的に、「CONEC(こねっく)」のプログラム内で、「エシカルハッカー養成講座」を開講することとなりました。
デジタルハーツでは今後も、個々の人材が持つ潜在的な能力の顕在化に努め、多様な人材が活躍できる場の提供に努めることで、持続可能な社会の実現を目指して参ります。

(※)出典:日本学生支援機構『令和元年度(2019年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書』

【本サービスに関する問い合わせ先】
株式会社デジタルハーツホールディングス IR広報部 高橋
電話:03-3373-0081(月~金:9時半~18時半/土日祝:休日)
E-mail:ir_info@agest.co.jp

(※) 各社の会社名、サービス・製品名は各社の商標または登録商標です。