研究テーマ

探索的テストは、その第一人者であるCem Kaner氏が著書『Testing Computer Software』の中で「進化型アプローチ」として紹介しているソフトウェアテスト手法の一つで、事前にテストケースを作成するのではなく、ソフトウェアを動かしながらテスト担当者が柔軟にテストケースの内容を考え、調整しながら進めて行くソフトウェアテスト手法の一つです。

短いテスト期間でも基本的な不具合を検出することが可能なため、テストの重要性を理解していながらもテスト期間が足りない状況に陥っているプロジェクトや、短期間でテストに関する証跡が欲しいお客様に最適なソフトウェアテストの手法ですが、その成果がテストエンジニアの要件習熟度及びスキルに依存し、属人的になりがちな傾向があります。

本研究では、探索的テストの汎用化やツール化について研究します。

研究者

飯沼 真一(いいぬま しんいち)

AGEST Testing Lab. 研究員。株式会社AGEST クオリティテクノロジー事業本部 プロジェクトサポート部 リーダー。
帝京大学理工学部 情報科学科学士。JSTQB Advanced Level テストマネージャー。
長年に渡りソフトウェアテストや市場サポートの業務にチームリーダーとして従事するとともに、監査業務や品質管理業務を担当。

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